水(飲料水)の豆知識:健康効果・種類・こだわりの逸品
学者が選ぶ 世界で最も健康的な食べ物ベスト50【50 Of The Healthiest Foods 】の第1位は水です。
出典:2012年6月29日「The Healthy Living Editors of The Huffington Post」
⇒Healthy Food:50 Of The Best In The World
食べ物なのに水?と思いがちですが、
学者も認める「体に最も大切な食べ物」なのでしょうね。
水を飲むことの健康効果については、
ガンの危険を減らす・心臓病で死に至る確率が低くなるなど
世界各国で様々な研究が進んでいます。
水(飲料水)の豆知識を、じぶんの健康+みんなの健康につなげていきましょう。
世界で最も健康的な食べ物50 1位:水
水の豆知識
水は、人が生命を維持するために必要不可欠な物と言われています。
人の体においては、体重の約60%を占めるのが水=体液です。
*細胞内液45%、細胞外液15%。
水の豆知識:水の健康効果
成人が1日に必要な水分は、
摂取量と排出量の収支バランスで捉えるとわかりやすいですね。
摂取については、飲料水1200ml・食物水分600ml・
体内で代謝する時に生じる燃焼水200mlで、
合計2000mlとなります。
排出は、尿1200ml・皮膚及び肺からの不感蒸泄700ml・
糞便100mlの
合計2000mlとなります。
これを基準にして、最小限必要な水の量は次のように考えます。
体内で不要な溶質の排泄に最小限500ml・
皮膚及び肺からの不感蒸泄700ml・糞便100mlの計1300mlから、
代謝などで生成される200mlを差し引いた1100mlが
毎日何らかの形で外部から補給する必要がある量です。
ヒトは15~20%の水分が失われると生命の維持ができなくなります。
水の補給が完全に断たれた場合には、
毎日体重の2%の水分が失われていく
状況に陥るため、7~10日で生命がなくなることになります。
水分の不足や過剰摂取ともに、体に負担をかけることになりますので、
一度に大量の水を摂取しないことが大切です。
1回に150~200ml(コップ1杯程度)を1日に6~8回飲むことで、
1日に必要量が補給できます。
また、朝起きた時・通勤などで歩いた後・スポーツする時・入浴後・就寝前など
にこまめに水分補給すれば、水不足に陥ることを防ぎ、
さらに、過剰摂取で体に負担をかけることなく、
疲労回復や健康維持に役立てることができると考えられています。
効率の良い水分摂取を心がけたいものですね。
水の豆知識:水分補給
【朝起きた時の水分補給】
起床時には、寝ている間に呼吸や皮膚を通して水分を排出しているので、
水分不足に陥っている状態です。
血液中のミネラル濃度も高くなっているため、
朝一番の水分補給は大切です。
季節によって冷たい水に抵抗がある人は、
白湯(さゆ)もオススメです。
【スポーツをする時の水分補給】
運動中には大量の汗をかいて、水分やナトリウムなどのミネラルも
体内から失われます。
体重の2%の水分を失うと、軽い脱水症状に陥り、
症状としては、動作反応の低下や食欲喪失などが見られます。
熱中症や熱けいれんを引き起こさないためにも、
適切な水分補給が必要ですね。
【入浴後の水分補給】
入浴による発汗で水分を失っていることも忘れずに。
銭湯が一般的な時代にも、入浴後の水やフルーツ牛乳などで
しっかりと水分補給していました。
【就寝前の水分補給】
就寝前の水分補給は、
睡眠中の水分不足による血液中のミネラル濃度の
上昇を防ぐと言われています。
就寝前の水分補給も大切です。
【赤ちゃんに必要な水分】
新生児(赤ちゃん)の栄養源は、母乳かミルクですね。
生後1ヶ月の赤ちゃんは1日に600~800mlの母乳/ミルクを飲みます。
これは、体重の20%相当になります。
母乳をあげる場合には、お母さん自身が有害物質の入っていない安全な水を
飲むことが重要ですし、
ミルクを作る時の水も同じように注意が必要になります。
水の豆知識:飲料水の種類
健康志向が高まるにつれて、水道水から購入した水に変える人が増えてきました。
飲料水の種類と特徴を知っておくと便利です。
●水道水
飲料水は、上水道になります。日本では水道法によって定義されています。
水質は、水質基準が設けられていますが、味は地域によって異なるようですね。
水道水の中には、有機塩素化合物や重金属など、
沸騰させても完全には除去できない有害物質が含まれています。
飲用については、有害物質含有量の問題ではなく、
自分自身の体への影響度で判断していくしかないですね。
●天然水
原水を自然によって何年もかけてろ過された水とするもの。
水の安全性という観点では、不純物が含まれていない上質の天然水が望ましいです。
また、天然水から作られたミネラルウォーターなどもあるので、
その名の通りの天然水を入手するのは、各地の地元民が永年使っている地下水湧水などになってしまいます。
●ミネラルウォーター
日本では「ミネラルウォーターの品質表示ガイドライン」(1990年:農林水産省)によって、
品名表示の4分類が示されています。
①ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水を原水とする。 沈殿、濾過、加熱殺菌以外の処理は行なわない。
②ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、地中の無機塩類(ミネラル)が溶解した地下水を原水とする。
※地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水
(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む。)。
③ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とする。 沈殿、濾過、加熱殺菌に加えて、ミネラル分の調整、
ばっ気(曝気)、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているもの。
④ボトルドウォーター
上記3つ以外の水
●アルカリイオン水
水道水を分解して出来たアルカリ性電解水の中でも飲用可能な弱アルカリ性電解水。
日常的飲用により、胃腸症状改善効果が認められています。
●海洋深層水
太陽の光がほとんど届かず、水温が年間を通してほとんど変化しない水深200M以深の海水で、
各地で採取された海洋深層水を利用した飲料水をいいます。
海洋深層水に含まれるカルシウム、カリウム、マグネシウムが豊富というのは、他の陸水との比較値になります。
●水素水
水素水とは、水素分子を溶け込ませた水で、無味・無臭・無色です。
水素水の効果については諸説あります。
* “高濃度水素水”が日常生活疲労に対する 抗疲労効果を有することを立証(大阪市立大学、2015年5月22日)
*水素水 -「健康食品」の素材情報データベース (国立健康・栄養研究所 ) 2016年6月30日閲覧
●純水
不純物が少なく(含まないかほとんど含まない)、純度の高い水を純水といいます。
調剤薬局などで目にする「精製水」は純水の一種で、日本薬局方に定められています。
水の豆知識:健康な生活と水の量
(参考)健康な生活と水・・・
現代生活では、洗面・炊事・洗濯・清掃・入浴などで
最低50リットルが必要となり、
公共用水・消化用水などの健康的な環境維持のための
間接的な産業用水も含めると、
1日1人あたり250~500リットルの水が必要とされています。
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【世界で最も健康的な食べ物50:1位水】
水の豆知識、水の健康効果、水分補給、飲料水の種類、健康な生活と水の量、こだわりの逸品
初稿:2013年12月17日
出典:2012年6月29日「The Healthy Living Editors of The Huffington Post」
⇒Healthy Food:50 Of The Best In The World
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