さつまいもの豆知識:焼いも=十三里・栄養・効能
『学者が選ぶ 世界で最も健康的な食べ物50』18位さつまいも。
※出典は巻末に記載
薩摩芋と表記するのが一般的なので、
原産地は日本とも思われがちですが、さつまいもの原産地は、中南米です。
さつまいもと言えば、甘くてホクホクの“焼きいも”。
江戸時代に、焼いもは、“栗よりうまい十三里”と呼ばれていました。
さつまいもの豆知識が、
じぶんの健康+みんなの健康につながると良いですね。
世界で最も健康的な食べ物50 18位:さつまいも
さつまいもの豆知識:日本への伝来
日本への伝来は、アメリカ大陸を発見したコロンブスが、スペインに持ち帰り、
フィリピン、中国、そして宮古島(1597年)という経路です。
これとは別に、1604年に沖縄本島にも伝播したものが、痩せ地でも育つことがわかり、
種子島や本土に伝来したとも伝えられています。
種子島には「日本甘藷栽培初地之碑」が建っています。
※鹿児島県西之表市下西下石寺
薩摩藩での栽培は1705年になってからになり、
薩摩から、瀬戸内海の大三島や、さらには八代将軍吉宗の判断で
東日本にも普及していきます。
さつまいもの豆知識:九里(くり)四里(より)うまい十三里
宝永年間(1704年~1711年)になると京都にやきいも屋が現れたとか。
サツマイモは蒸して食べる物だった時代なので、店主にしてみれば新商品開発が功を奏したのでしょうね。
このやきいも屋は、栗(=九里)に近いというなぞかけで“八里半”と言う看板を出していたそうです。
江戸に登場するのは寛政年間(1789年~1801年)になってから。
この店の行灯も八里半と書かれていたようですが、
やがて小石川(東京都文京区)に“十三里”と言う看板を掲げた店が現れました。
栗(九里)より(四里)うまい(九+四=十三)と言うしゃれた言い回しです。
さつまいもの豆知識:大江戸日本橋から川越札の辻まで十三里
江戸から十三里と言えば、「小江戸」(こえど)と呼ばれている川越までの距離。
※大江戸日本橋から川越札の辻まで十三里。
川越名産の甘藷(さつまいも)は、江戸と川越との距離をもじって、
九里四里よりうまい十三里とか、九里四里よりうまい十三里半呼ばれて、
江戸庶民の間で、人気を集めてきました。
江戸時代に味の良さが浸透していったサツマイモは、今でも川越地域の特産品の一つです。
8代将軍徳川吉宗が、サツマイモの栽培を奨励したのをきっかけとして埼玉県で栽培されるようになり、
川越城主松平大和守が、10代将軍徳川家治に、川越産のサツマイモを献上したところ、
色の美しさと味の良さから”川越イモ”と称されるようになりました。
さつまいもの豆知識:栄養・効能
主成分はでんぷんですが、
各種ビタミンやミネラル類が豊富に含まれ、
セルロース・ペクチンといった食物繊維が
非常に多くふくまれているのが特徴。
これらの食物繊維は、
便秘を解消させる作用、血液中のコレステロールを低下させる作用、
血糖値をコントロールさせる働きがあります。
また、大腸がん、高血圧、糖尿病などの成人病予防に効果的です。
さつまいもには、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンEなどもバランス良く含まれていて、
りんごの10倍以上含まれているビタミンCは、加熱処理しても糊化したでんぷんの作用により
壊れにくく残存率が高いことも健康食品として有効です。
さらに、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧低下やむくみの解消に効果があるカリウムは、
他の野菜類の比べて極めて豊富であることも確認されています。
また、ヤラピン、ガングリオシドという成分にも注目です。
さつまいもは、様々な栄養素を含んでいる、
高機能・低カロリーな食材であると言えますね。
●食物繊維効果=便秘解消、大腸がん予防に期待
●栄養成分ヤラピン効果=便の緩下(かんげ)作用
●栄養成分ガンクリオシド効果=がん細胞抑制作用
●ビタミンC効果=抗酸化作用、美肌効果
●ビタミンB群とミネラル効果=ダイエット
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出典:2012年6月29日「The Healthy Living Editors of The Huffington Post」
⇒Healthy Food:50 Of The Best In The World
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